エンジンがかからないときはたまにある
バイクに乗っていて困るトラブルに、「エンジンがかからない」というケースがあります。
エンジンのスタートボタンを押してもかからないと、焦りを感じることが多いです。
特に冬場はエンジンが冷えてかかりにくくなるため、こうした悩みが多くなります。
ただ、こうしたときにも、上手くエンジンをかける方法はあります。
そこでここでは、「エンジンがかからない場合の対処方法」を紹介します。
バイクを動かしながらエンジンをかけるのがおすすめ
バイクはエンジンをかけることで動き始めますが、エンジンをかけていない状態でも、自分の手でバイクを押せば動きます。
当たり前のことですが、これを知っておくとエンジンがかからないときに役立ちます。
冬などにエンジンがかからないのは、「バイクを動かし始めるために、大きなエネルギーを必要とするため」です。
冬はバイクの各パーツが冷え切っており、エンジンをかけようとしても動きにくくなっています。
そのため自分でバイクを押してある程度動かしていると、エンジンはかかりやすくなるのです。
エンジンがかかりにくいときには、ぜひ試してみてください。
やり方としてはまず、バイクのサイドスタンドを上げて、車体を垂直に立てます。
垂直にすると簡単に押すことができるようになるため、女性でも楽にバイクを進ませられます。
しばらく歩きながらバイクを押し、その最中にエンジンのスタートボタンを押します。
すると、エンジンがかかります。
1度やってみてエンジンがかからない場合は、2~3回続けて行ってみましょう。
また、エンジンがかかっても油断せず、ニュートラルの状態で何度かアクセルを静かにふかして、回転数を高めます。
回転数を上げると徐々にエンジンが温まり、再び止まるのを防ぐことができます。
ただ、このときあまりアクセルをふかしすぎてしまうと騒音が大きくなるため、静かにふかすように気をつけましょう。
また、初歩的なミスとして、ギアをニュートラルに入れていなかったり、サイドスタンドを立てたままでエンジンをかけようとしたりすることがあります。
この状態ではエンジンがかからないことがあるため、最初に確認するようにしましょう。
前もって習得して、バイクを快適に乗ろう
以上のことを行えば、エンジンが止まったときにも慌てずにすみます。
エンジンが止まったときには練習として行い、バイクを上手く扱えるようにしておきましょう。
また、頻繁にエンジンが止まってしまうときは、バイクの調子に不具合が起きていることも考えられます。
そのためバイクを購入したお店などに出向いて、必要に応じて点検や修理などをお願いすることも大切です。