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レザーアイテムのお手入れについて

意外と面倒なレザージャケットの手入れ

レザージャケットライダーにとって憧れのファッションの一つとなっているのがレザー製のライダースジャケットです。
ライダースジャケットは今や男性・女性を問わずに人気のファッションアイテムとなっており、全くバイクに乗ったこともなく免許もないという人も街中で気軽に着用するアウターとなっています。

もともとライダースジャケットと言われる服装はアメリカ先住民族の被服文化にあるとされており、現地で多数生息していたバッファローの革を使ってマントやレギングにしていたことがもとになっているといいます。

そうした原住民の文化がオートバイという先進的技術と結びついたのは1930年代に入ってからで、バイクの技術性能が急激に高まり乗用するときに体を防護するアイテムが必要になってきたことが関係しています。

実はバイクとレザージャケットを直接的に結びつけたのはバイクメーカーであるハーレーダビッドソンで、「Leather Zipper Jackets」という独特の形状をしたジャケットをメーカー品として販売したところバイクの売上とともに爆発的な売上となりました。

販売当時はシングルタイプのレザージャケットが主流でしたが、その後人気が高まるにつれてダブル形状のジャケットも登場するようになり、1940年代に入る頃にはハーレーダビッドソンだけでなく数多くのメーカーから同様のレザージャケットが販売されるようになりました。

本物のレザーの管理をするときに気をつけること

レザージャケットが数多く販売されるようになったことで、本皮製だけでなく合皮やナイロンなど似たような素材を利用したジャケットも増えていきました。

しかしやはり本皮の持つ香りや手触り、丈夫さといった性能は他の素材ではかなうものではなく、かなり高価な買い物になるにもかかわらず本皮のジャケットを着用してバイクに乗りたいという人は多くいます。

ただし本皮は非常に重量があり、かつ購入初期の頃はかなり痛みやすいという特徴があるので相当気を使ってケアをしていかないといけません。

レザー製品を持つときに必ず用意しておきたいのが「オイル」「ブラシ」「クロス」で、汚れが落ちたときにはできるだけ早く落とすようにしていきます。

普段の革ジャケットの管理方法としては、大きな汚れはあらかじめキメのある布で丁寧に拭い取っておき、全体のホコリをブラシっで丁寧に取り除きます。

そのあと専用のオイルを柔らかいクロスで塗り込んでいくようにし、ワックスが定着するまで継続的に続けていきます。
直射日光や濡れは本皮には大敵なので、しばらくは過酷な環境でバイクの乗用には使用しない方がよいと言えます。