ホンダの新世代プロジェクトで登場した車種
バイクや自動車の市場において、低迷が続く販売の現場に一石を投じるべく若者のライフスタイルに適したモデルを提供するためにホンダが結成したのが「Nプロジェクト」でした。これはホンダがこれからバイクや自動車を購入することになるだろう20代前半に対して魅力ある車種を提案していこうというプロジェクトでしたが、残念ながら当時に投入された車種の多くはその後生産中止となっています。
さまざまな意見のあるNプロジェクトにおいて、現在まで売れ筋商品としての存在感を示すことができているのは「Zoomer(ズーマー)」と「Ape(エイプ)」の二種類だけと言ってもよく、斬新過ぎる車体や構造は好みが大きく分かれることとなっています。
もともと「エイプ」というモデルが販売されたのは2001年2月のことで、その後の原付2種ブームもあり新たにエイプ100も登場することになりました。
エイプ100の向いている人
エイプ100の最大の特徴は低い車高と力強いエンジンです。
こういう言い方はあまり適切でないかもしれませんが、エイプ100が人気となっている理由の一つは「小型なのにやんちゃ」といった少年ぽいイメージがあるからではないかと考えられます。
実際エイプの本体を見て「生意気な少年」というイメージを抱く人はかなりいるようでそうしたところが女性ライダーたちの心を掴んでいると考えられます、
基本的には長距離を移動するようなツアー用バイクではなく、近距離を走る街乗り用レジャーバイクなのですが、HONDAという大手メーカー製ということもあり性能面で不足を感じるということはほとんどないようです。
人気の原付2種となるエイプ100はかなり人気が高く、本格的MTバイクを購入する前の練習用としても多くの人から選ばれているようです。
エイプ100を購入するためのコツ
ホンダ・エイプ100はもともとは50cc版として発売されたものを、2002年から100cc版に改良して販売するようになったモデルです。
ですので中古市場を見てみると、中には10年以上前のモデルもちらほらと見られています。
基本的に性能がよく構造も簡単なモデルなので古い年式でもそれほど問題はないのですが。2008年より大幅にエンジン部分のキャブレター性能を向上させたモデルに変更されているため購入するならそれ以降のものがおすすめとなります。
中でも2008年のTypeDはモデリングも非常に評判が高く使用しやすいバイクとして今も高値で取引をされています。
新車ではメーカー希望小売価格で約25万~30万円くらいとなっていますが、中古ならば安いもので13万円くらいから購入をすることが可能です。