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ボディが美しい!バリオスの魅力に迫る!

かつてのカワサキの代表的車種

カワサキの「BALIUS(バリオス)」は、川崎重工業が2007年8月まで販売していた250ccの車種です。
実はこの2007年という年は自動車および自動二輪車業界に大きな衝撃をもたらした年であり、従来までの排ガス規制を一気に高い基準に引き上げたことにより、新しい基準をクリアすることができなかったそれまでの人気車種の多くが生産中止になってしまいました。

他にもかなり多く長年の人気車種として販売されてきたバイクが2007年を境に姿を消しているのですが、このカワサキのバリオスも1991年の販売以来カワサキのバイクを代表する車種として広く愛されてきました。

現在では中古市場のみの取扱となってしまっていますが、生産中止となってから10年が経過した現在においてもまだなおその造形は美しく、乗っていて安心できる魅力的なバイクです。

バイクの種類としては「ネイキッドスポーツ」という分類になっており、1991年のバリオスを1997年からは「バリオス-Ⅱ」にモデルチェンジすることで、よりエンジン性能の優れた満足度の高いバイクに生まれ変わっています。

その後バリオスはスズキのOEM車としても提供され、GSX250FXとして販売されることになっていいます。
そちらも現在では新車としての生産は中止されているので、探すときにはほぼ同じようなバイクだと思って検討をするとよいでしょう。

中古の人気車種としての評価は高い

カワサキのバリオスは現在中古車として販売されている車種で最も新しいものでも10年以上前に製造されたものとなっています。
ですので安く購入できるかと思ってしまうところですが、実はこの水冷式4気筒というエンジンは現在では非常に珍しいタイプとなってしまいましたので、むしろ中古価格は上昇傾向にあります。

クラシックモデルにはよくある話ですが年式が増えて状態はよくないバイクが増えているにもかかわらず、モデル全体の数が減ってきているがために価格が下落しないというユーザーにとってはあまりありがたくない状況ができあがってしまっています。

そのためこれからバリオスに乗ろうと考えている人はまずその点をしっかり理解し、きちんと定期的にメンテナンスをしていく覚悟が必要になります。

逆に言うとバリオスは非常に性能が高くバイクユーザーを引きつける魅力が詰まったバイクであるということです。
長期間に渡り人気を維持してきた理由の一つが美しいカラーリングにあり、最も人気のあるキャンディプラズマブルーは深みのある青色と触れていて楽しい丸みのあるボディ形状がとてもよく映えます。

バリオスの中古価格は新車時のメーカー希望小売価格が約55万円であったのに対し、20万~55万円程とかなり高いです。