BMWの高性能アドベンチャー
BMWといえば、映画「バイオハザード」で主人公のアリス(ミラ・ジョヴォビッチ)が愛車として使用したバイクとして有名です。BMWといえば日本でも高級自動車として有名メーカーですがバイクにおいても堅牢で頑強なモデリングの大型車種が多いことでよく知られています。
BMW F800GSはそんなBMWの車種の中でもアドベンチャータイプの大排気量を持つバイクとして人気が高く、独特のシャープなデザインと高いオフロード性能があるということが特長です。
先に「アドベンチャータイプ」とはどういうバイクかということから説明すると、一言で言って「オフロードも走れるツアラーバイク」ということです。
バイオハザードで使用していたバイクなどがまさにその象徴です。
通常「ツアラー」と言われるバイクはホンダのVFR1200Fのようにのんびり座れて疲労感なく長距離走行ができるようになっています。
しかし「アドベンチャー」はそうしたツアラーよりもやや排気量が低く、それでいて未舗装などの悪路も走破できるパワーを備えているというところに特徴があります。
かといってオフロードバイクのような完全にモトクロス競技用のものとは異なっており、「道路でも悪路でも安定的な走行ができる」という中間的な性能を備えています。
現在バイクのジャンル的にもこのアドベンチャータイプは非常に注目を受けており、同じような形状と用途のものとしてスズキの「バンディット1250S ABS」やトライアンフの「タイガー800XRx」などがあります。
足つきのよさと安定性の高さが女性にもおすすめ
バイオハザード:ザ・ファイナルで使用されたモデルはBMW S1000XRとやや大きめのモデルとなっていますが、BMW F800GSは基本的な性能はだいたい同じで、むしろやや小型であるこちらの方が女性からは人気が高くなっています。
個性的なのが新型モデルになってから大きくデザインが変更された前面部分で、フロントライトをわざと異なる大きさのものを組み合わせているところなどは他のバイクと全く異なるイメージを与えています。
見た感じタイヤが細めに見えるのでしゅが実際に乗ってみると安定性に非常に優れており、足回りに自信がない女性ライダーにとっても乗りやすいバイクとして高い評価となっています。
ただし輸入高級バイクということで中古でも非常に値段が高く、新車で購入しようとするとメーカー希望小売価格で約140万円程度と、国産の普通乗用車よりも高いくらいの金額がついています。
中古でも100万円を切っている車種を見つけるのは難しいという感じで、気軽に乗り換えができるバイクというわけではないようです。