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エンジンの熱から太ももを守るには

厄介なエンジンやフレームの熱

バイクに乗っていると、太ももの部分が熱せられてニーグリップがうまくできない、という悩みを抱えている女性ライダーも多いのではないかと思います。
特にロングツーリングでは、フレームやタンクが熱くなり、太ももに当たって低温やけどの状態になってしまうことも珍しくありません。
熱伝導率の高いアルミフレームが使用されているスーパースポーツ系のバイクや、エンジンの発熱量が大きい大型バイクの場合には、特にやけどの可能性が高くなってしまいます。

アイテムを活用するのがポイント

エンジンやフレームの熱から身体を守るためには、バイクと身体の間をさえぎるアイテムを使用するのがおすすめです。
カーボンやFRP製のフレームカバーを取り付けてしまえば、金属部分に直接身体が触れることを避けられますので、やけどを防ぐことができます。
ただし、フレームカバーが入手できるのは限られた車種だけなので、恰好なフレームカバーが手に入らない場合にはタンクパッドなどを付けることも検討しましょう。

また、バイクにアイテムを装着するのではなくて、バイクウェアを工夫して低温やけどを防ぐ方法もあります。
レザーパンツを履くことによって、驚くほど熱を遮断することができます。
普通のライディングパンツやジーンズなどと比べると、レザーパンツには優れた耐熱効能があるのです。

真夏にレザーパンツを履くのに抵抗がある、レザーパンツは価格的にも高価だから避けたいというのであれば、中に吸湿性の高いアンダーウェアを組み合わせてみるのも一案でしょう。
例えば、クシタニ&ライダースクラブから発売されている「レッグヒートガード」は、パンツ内部にセットするだけのヒートガードで、シンプルな作りですが抜群の耐熱効果を得ることができます。
膝の横までカバーしてくれるデザインなので、ロングツーリングでも低温やけどの心配がありません。

しかもメッシュ素材が肌に当たるようにデザインされているので、夏場でも蒸れずに快適なツーリングが楽しめることができるでしょう。
注意点としては、こちらの製品は基本的にライダースクラブ公式サイトからしか購入することができません。

もうひとつ、Poi Designsの「ヒートブロックインナーパンツ BPP-03」も人気の高いアイテムです。
素材はやや厚めとはいえ、しっかりと肌をカバーしてくれるので一枚は持っておきたいアイテムです。
熱を防いでくれるだけでなく、車体から来る振動によるお尻の痛みも軽減してくれるので、ロングツーリングが好きな女性ライダーにはぴったりです。
お値段はちょっと高めですが、それだけの価値があるアイテムと言えるでしょう。