1. >
  2. >
  3. 自分を守る「プロテクター」は重要アイテムです!

自分を守る「プロテクター」は重要アイテムです!

女性ライダーにも積極的に利用してもらいたいプロテクター

プロテクターバイク用アイテムの中でも、比較的利用率が低いのがプロテクターです。
まず最初に知っておいてもらいたいのが、バイク事故における損傷部位として最も多い「頭部」に次ぎ多くの数を記録しているのが「胸部」であるということです。

バイク事故のうちの死亡事故統計では、損傷している部位の約44%は頭部ですが第2位には胸部が30%という高い数値で入ってきています。
胸部の他にも腹部が13%、頸部10%と案外頭以外の場所を傷めてしまうケースが多く、ヘルメットだけで十分に防護ができているとは言えません。

次にどうしてバイクに乗るときにプロテクターを着用しないのかというアンケートに対しての回答をみてみると、「面倒くさい」が約45%、「価格が高い」25%、プロテクターというもの自体を知らないという人が12%程度見られています。

確かに教習所でも実技教習で求められる服装は長袖長ズボンにヘルメットとグローブまででしかないので、必ずしもプロテクターをつけなくてもよいというふうに思ってしまうのかもしれません。

ですがこの教習所での規定はあくまでも「教習段階で余計なお金をかけさせないようにするため」のことであり、実際の公道でのバイク走行ではプロテクターを着ける方が望ましいとされています。

確かにプロテクター用品はとても価格が高く、全身用のものを購入すると数万円~十数万円もしてしまいますのでそうそう簡単に捻出することはできません。
しかしそうした数万円の出費がいざという時の生命線になると思えば決して高い出費というわけではないでしょう。

おすすめプロテクターと種類

バイク用プロテクターは大きく二種類あり、「インナー型」と「独立型」に分けることができます。
インナー型というのは、バイク用ジャケットやベスト、ライダーズスーツなど専用の衣類の内側にあらかじめプロテクターが埋め込まれているというタイプです。

最近はファッションアイテムとしてライダースジャケットが広く売られていますが、ライダー専門グッズであるジャケットにはきちんと肩や胸の部分にプロテクターが入れられており、着用するだけで手軽にプロテクターを着けることができます。

一方の独立型のプロテクターでは、胸部・肘・膝・スネ・背中の部分に独立した防護用品を着けることができるようになっており、全て装備をするとちょっとした格闘技の選手のようにも見えます。

強度や効果ということでいうと独立型のベルトで止めるプロテクターの性能が高いですが、一枚着用することで肩や胸、腰や肘まで全て防護できる一体型のジャケットもとても便利です。
プロテクター性能はここ数年かなり向上していますので、事故時の防御にはかなりの効果を期待することができます。