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ブレーキパッドは消耗品!

バイクのブレーキ部分の仕組み

バイクには前輪後輪それぞれ2ヶ所にブレーキが取り付けられています。
一般的にはバイクのブレーキはフロントブレーキがディスクブレーキ、リアブレーキがドラムブレーキとなっておりそれぞれ構造が異なっています。

フロント部分についているブレーキはハンドルを握ることで反応するようになっており、強くグリップをすると前輪部分がロックされるしくみです。

ディスクブレーキの構造を簡単に説明すると、タイヤの中心部についているディスク(円盤)を左右から挟み込むようにして回転を止めるというものです。
バイクの前輪をよく見てみると、フロントシャフトに挟み込まれる形で中心に鉄製のディスクが設置されていることがわかります。

そしてそのディスクに黒い部品が噛み合わせてあります。
このディスクに設置されているのが「ブレーキキャリパー」というブレーキを作動させるパーツです。
ブレーキキャリパーから出ているのがブレーキホースで、それをたどっていくとブレーキレバーへとつながっています。

ブレーキホースの内部にはオイルが入っており、レバーを握り込むことにより圧力が内部にかかってブレーキキャリパー内にある部品が左右から強く挟み込む力を出します。
このときにディスクを挟み込むのが「ブレーキパッド」という部品で、これがレバーを握ったときにディスクを締め付けることで摩擦を発生させるという役目をします。

しかし高速回転をしているディスクを締め付けるためブレーキパッド本体も使用をしていくことで次第に摩耗をしてゆき、すり減りがひどくなると締め付けをしたときに異音が発生するようになってしまいます。

ブレーキパッドの交換時期

ブレーキパッドの交換は、そのバイクに乗る頻度により変化してきます。
タイヤやエンジンオイルのように使用をしなくても自然に劣化していくというわけではありませんので、基本的には時期というよりも摩耗具合によって交換をするというのが一般的です。

ブレーキパッドの交換部分はバイクショップなどに販売されているので新品を用意しておき、ブレーキキャリパーをディスクから取り外すことでパッド部分を交換できます。

ブレーキパッドのチェック方法

ブレーキパッドの摩耗具合のチェックはいちいちキャリパーを外さなくても側面から覗き込むことで確認することができます。
ディスクを挟み込んでいる部分をよく見ると左右に溝の着いた厚みのある板のようなものが見えるのでその厚さを見て判断します。

交換したばかりのパッドはくっきりと溝がついていますが摩耗が進むとほとんど溝がなくなりますので極端に薄くなる前に交換をしましょう。
一般的には走行距離にして5000~10000kmごとに交換をするのがよいとされています。