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切れたままだと危険!灯火類の点検方法

バイクに設置されている灯火類とは

バイクには複数の灯火類が設置されており、それぞれ異なる役割を持っています。
大きく分けてヘッドライト、テールライト(ブレーキランプ)、ウインカーの三種類がありますが、その他にもパネル部分のバックライトなどもあります。

それぞれの役割を簡単に説明していくと、まずヘッドライトは前面に大きくつけられておりエンジンをかけると自然に灯火するようになっています。
ちなみにバイクのヘッドライトは1997年の道交法改正により常灯することが義務付けられたことからその年以降に発売されたバイクはエンジンをかけると自動的につくしくみとなっています。

次にテールライトですが、こちらはバイク後部についておりナンバープレート付近に設置されていることが多いようです。
役割は背後を走る車両に位置を知らせるとともに、ブレーキを踏み込んだ時に強く光って知らせるということです、

ウインカーはバイクの前後にそれぞれ左右、合計4ヶ所設置されています。
ハンドル部分にあるスイッチを押すことでこれから進路変更をしようとする方向を示すしくみになっています。

これらの灯火類は「道路運送車両の保安基準」として厳しく定められており、どのようなモデルのバイクであっても灯火の色や点滅をする速度は同じです。
カスタマイズなどで保安基準以外のものにしてしまった場合には違法改造車として指摘を受け、15日以内に直さないと罰則の対象となります。

うっかりそれら灯火類が切れていることに気が付かず走行をしていても整備不良車として取締の対象となり、まず一度指導を受け期間内に修繕をしなくてはいけません。

もし期間内に交換をしない場合は罰則の対象となり罰金および減点となりますので、あらかじめ不具合のないように点検しておきましょう。

ヘッドライト・テールライト・ウィンカーの点検ポイント

灯火類のチェックはエンジンをかけることで簡単に行なえます。
まず最初にも述べたようにエンジンをかければ自動的にヘッドライトがつきますので、光量が十分であるかやハイ・ローの切り替えがきちんとできるかということを見ておきましょう。

テールライトは自分で運転していると気が付きにくいので、鏡などを使ってチェックします。
周囲に鏡がない場合はブレーキハンドルを握りつつ、ランプの前に片手をかざすようにすると光っているかどうかを確認することができます。

ウインカーは全部で4ヶ所ありますのでその全てがきちんと作動するかを調べることが大切です。
まれに電装部分に異常があると、点滅速度が高速になってしまうようなこともありますのでいつもよりも速度が変わっていないかということもよく調べましょう。
灯火類のバルブ切れを防ぐためにLEDに交換をしておくというのもおすすめです。